憧れの植物であるミラビレの実生
こんにちは、モスです。
塊根植物にハマり、順調に植物が増えております。
グラキリスなどのコーデックスを中心に、アガベのような多肉植物も育てています。最初は夏型と呼ばれる、暖かい時期に成長する植物にハマっていたのですが、ある程度集まってくると、冬型と呼ばれる比較的寒い時期に成長する植物に興味が湧いてきます。
そんな冬型の人気種の一つであるペラルゴニウム・ミラビレ。
かりんとうのような独特のフォルムが人気の品種です。成長が非常に遅いこともあり、成長した現地球は非常に高価です。
こんな時は、やっぱり実生するのが一番と思ってしまうのですが、なかなか種も売っていません。ただ、幸運なことにメルカリやその他のフリマサイトでは種の入手ができましたので、チャレンジしてみました。
低温法での発芽にチャレンジ!
通常パキポディウム等の実生をする際には、25℃前後で湿潤環境で発芽させます。
ただ、冬型の植物の中には低温環境で発芽させることができる種類もあり、このミラビレもそれが可能なようです。発芽に失敗するケースの多くは、カビの発生により種の核がダメになってしまうことによるものですので、発生のリスクの低い低温法でチャレンジしてみることにしました。
この方法は、種の発芽を促すために低温と湿潤な環境を作り出すことに重点を置いています。まず、種を蒔く前に、メネデール水に半日ほど浸して前処理を行います(必須ではないかもしれません)。
次に、濡らしたキッチンペーパーに種を並べ、ジップロックのような密閉できる袋に入れます。これを冷蔵庫に入れれば完了です。
用土の上で発芽させる方法に比べて非常に楽。
あとは放置するだけという手軽さです。
結果:6粒中6粒が発芽
低温法を用いた結果、ミラビレの種は、1週間程度で発芽しました。
種の鮮度も良かったようで、全て発芽。カビの生える様子も全くありませんでした。
低温ですので、明らかに高温湿潤環境と比較してカビのリスクが低そうです。
手軽さといい、リスクの低さといい、低温で発芽が可能な品種は全てこの方法でやるのが良さそうです。
その後の管理
発芽した種は、適切な用土に移し替える必要があります。
私はいつも多肉植物で使用している用土に移しました。
少し粒が荒いので、バーミキュライトや赤玉土の小粒を表面に敷いたほうが良かったかもしれません。
乾燥を防ぐためにも、移植後の管理としては腰水が良さそうです。
腰水法とは、鉢の下から水を吸い上げる方法で、土の表面を直接濡らさずに植物に水分を供給することができます。この方法により、植物は健康的に成長し、根腐れのリスクを低減できます。
今後
このブログでは、ペラルゴニウムミラビレの実生方法についてご紹介しましたが、成長の様子については今後追記していく予定です。ミレビレがどのように成長するか、その過程を楽しみにしていてください。
ペラルゴニウムミラビレの実生は、現地球を購入するのに比べると手間と多くの時間がかかりますが、その結果として得られる満足感もあると思います。自分で育てた植物が成長する姿をみることは、実生の大きな魅力の一つです。ぜひ、この挑戦を楽しんでください。